2011年03月26日

明日は花見

 先日の通し稽古では、いろいろなことが見えてきました。なるほど。あと少し、ひとひねり。

 稽古を進めて行くうちに、僕にも台本の新しい側面が見えてくることがあります。多くの演出家兼脚本家は言いますが、台本を書いているときの自分と、演出をしているときの自分は違うのです。だから、自分が書いた台本といえども、その正解を引き出せるとは限らないんですね(そもそも演劇に正解なんてのは無いのですが)。

 それにしてもみんな早口ですね。僕が言えたことではないですが。
 伝えたいこと=情報量が増えれば、それだけ伝える時間も短くせざるを得ません。やはり僕達は、高密度な情報を四六時中受け取っている毎日のようです。
 この台本は、なんだかそういうものではないように思います。言葉を、その言葉の意味そのものとして扱うのは、僕にとって新しいことのように思えるのです。

 東京は未だ、ごちゃごちゃいしています。スーパーでは買占めを防ぐために、「おひとり様○個まで」なんて張り紙がよく見られますし、野菜の値段も上がっています。いろいろ大変です。

 早く暖かくなるといいですね。お互いに。

 明日は花見です。おそらく、極寒でしょう。防寒、防寒っと。
 でわでわ。
posted by ぱんだーす at 23:05| Comment(0) | 2011 新歓公演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月23日

俺はパヤング

 俺はパヤング。一部では大和田ドンと呼ばれている。
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 去年からこの劇団に出入りさせてもらってる。俺より先に、どうやらペヤングだとかいうヤツがいたみたいだが、あっという間に俺の方が人気者になっちまった。参ったな。俺の方がやわらかいからな。あいつは(手触り的に)固くていけねえ。

 今日は特別に、俺の稽古風景を少しだけ見せちゃうぜ。

 演出をする俺。かっこいいぜ。
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 演出をしてるときは、ついついキツい物言いになっちまう。俺だって本当はそんなことはしたくないんだが……、ついな。やっぱり芝居ってのは戦いだからさ。仕方がないよ。

 役者だって、たまに落ち込んだり、
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 凹んだりすることもあるけど、
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 まあ元気出していこうぜ。

 明日は通し稽古だ。気合入れてくぞ、みんな。

 じゃあなっ。
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※この物語は一部フィクションであり、登場する団体・人物などの名称は全て架空のものとは限りません。
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2011年03月17日

計画停電

 寒いですね。先日まではぽかぽかとしていたのに。急に寒くなりました。

 先日の地震の影響で、文化女子大での稽古ができなくなりました。そこで現在は電気通信大に稽古場を移し稽古を進めているんですが、停まるんです。電気が。輪番停電ですね(最近は計画停電という名前に変わったみたいですが)。様々な要因からくる電力不足を回避するために、東京含め関東全域で意図的な停電が行われているんです。毎日、3時間ほど電気が停まります。未だに1回も停電になっていないという地域もあれば、4,5回は停電になったという地域もあるくらい非計画な計画停電ですが、ここ調布では昨日から「計画的」に行われています。

 計画停電の何が困るかと言うと、まず、電気がつかない。当り前ですね。しかし、電気がつかないと暗いので稽古がしにくいのです。それから何より、雰囲気が暗くなってしまう! 困りましたね。
 しかし、理由あっての計画停電ですから。いまは我慢のときです。

 それより買占めが問題です。学生は金がないのに、大人が全て買い占めてしまう。なんとかならないでしょうか。
 ではでは。
posted by ぱんだーす at 22:28| Comment(0) | 2011 新歓公演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月15日

新歓公演の上演に向けて

 このたびの東北地方太平洋沖地震により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申しあげますとともに、被災された皆さま、そのご家族の方々に、心からお見舞い申しあげます。一日も早い復旧、復興を心よりお祈り申しあげます。

 演劇ユニットゆきぱんだは、3月14日に行われたスタッフ会議において、出席した劇団員全員一致で、4月の公演にむけて活動する運びとなりました。
 この度発生した未曾有の災害により多くの公演が中止となる中、当方といたしましても公演中止を含め検討いたしました。しかし、今私たちができることは1人の一般人として節電や募金を行うこと、そして1つの劇団として公演を打つことだと考えております。

 なお、今現在においても余震や原発事故といった不安要素があります。また、計画停電やそれに伴う交通機関の運休で、稽古等が予定通りに進まないことも多々あります。そのような厳しい条件の中で、劇団員一同、最大限の準備をしていく所存でございます。
 また、公演期間中のお客様の安全確保ついても、万全の形で公演に挑みたいと考えております。少しでも安心してお客様にご来場いただく為に、制作部を中心に防災の準備を進めて参ります。詳細につきましては、当ブログで随時報告いたします。

 最後に、稽古継続に際しまして電気通信大学学生課と劇団員のご家族のご理解とご協力に感謝いたします。

それでは、当日皆様とお会いできることを楽しみにお待ちしております。

演劇ユニットゆきぱんだ 新歓公演 舞台監督 鈴木貴暁
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2011年03月14日

涙を拭くハンカチ

 なんと言ったら良いか分かりません。本当に悲しいことです。
 部員のひとりが、ちょうど青森にいました。混乱の中、比較的早く無事が確認できたのは幸いでした。いまどういう状態なのか分かりませんが、そこまで心配するほどではないようです。よかった。

 今日はこれからのこと、そして少しですが稽古をしました。
 部員の安否、プランの提出はどうするか、今後の稽古場所、そして公演そのものを打つかどうか。問題は多くあります。しかし、僕達は公演を打つための努力は最大限します。どうなるか分かりません。公演はひと月先ですから、その頃には混乱も収まっているかもしれません。本番前日になって、やはり公演は無理だと判断されるかもしれません。しかし、できる限りのことはやろうと思います。それが芝居に携わるということです。
 そして稽古。当然、こんな状況ですから稽古もマトモにできません。僕の精神状態的にです。演出家ってのは、なかなか敏感な神経の持ち主なんです。僕の場合、考え過ぎてしまうということがあるのかもしれませんけど。それから電車を使って来ている役者は当然来られません。ダイヤが乱れていますし、この混乱の中ではもしかしたら帰れなくなるかもしれませんから、自宅待機という手を取らざるを得ません。僕個人としては、役者には少しでも家族といっしょにいて欲しいのですが。本人の意志を尊重するべきかもしれませんね。まだ分かりません。

 残念ながら、演劇は悲しみの原因そのものに対しては無力です。しかし、涙を拭くハンカチになれたらと思います。

 では。

posted by ぱんだーす at 23:18| Comment(0) | 2011 新歓公演 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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